現在全国の地方新聞紙上において好評連載中の鈴木規夫の「ゴルフは心」を、
ご本人のご厚意により毎週1本づつ掲載したします。

Vol.517 2月のスコアメーク術

 
 寒さの峠は過ぎたとは言え、まだまだ寒い日が続きます。しかも、2月は年間を通じて芝が最も薄くなる時期で、ゴルフをプレーする上では厳しいシーズンと言えます。
 そこで、この時期のマネジメントについてアドバイスしましょう。
 まずは、ウエアで自分の首を締めないこと。防寒対策でウエアを着込む人がいますが、厚着をするほどミスショットが誘発されます。身体が拘束されてバックスイングが上がらなくなり、肘と身体の間が離れるためにスイングがフラットなります。チョロやハーフトップが多いのは、ウエアが原因していることが多いものです。最近は保温性の高いウエアや、発熱性のある下着など、薄くても暖かい素材が開発されています。スイングの妨げにならないようなウエアを選んで快適にプレーすることです。
 ゲームマネジメントとしては、まず飛距離が落ちていることを考慮した作戦をたてるべきです。
 この時期のドライバーはキャリーで20~30ヤードは落ちます。アイアンでも、暖かい時期に150ヤードを7番で打っていたら、6番か5番を使わないとグリーンに届きません。ただ、地面が硬くなっていますからランが出ます。それを計算に入れた距離感の調整が求められます。
 また、風が吹くことが多いので、低い弾道を打つ工夫も必要でしょう。私の場合、スタンスを狭めにして、クラブを短く持ち、ボールに少し近付いてアドレスします。つまり、1~2番手短いクラブを振るつもりで打つのですが、これで自然に弾道は低くなります。
 スコアメークの要となると、やはりアプローチです。特にこの時期は芝が薄いためにザックリが出やすいのですが、このミスほど心理的に痛手になるものはありません。そこで基本的には、ダフリになりにくいクラブで、ランニングかピッチエンドランで転がすのが有効になります。

プロゴルファー 鈴木規夫
1951年生まれ。「九州の若鷹」の異名をとり、溌剌たるプレーで活躍した。
通算20勝の内には、九州オープン5連覇、太平洋マスターズ2連覇がある。
1976年には全英オープンに挑戦。日本人として初めてメジャータイトルの
首位に立ち世界の注目を浴びた。
現在は、TV解説、コース監修、ゴルフイベントを通しての地域社会貢献活動、
ならびにプロ、アマチュア、ジュニアゴルファーの育成に力を入れている。

   
   

日本経済新聞出版社


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