現在全国の地方新聞紙上において好評連載中の鈴木規夫の「ゴルフは心」を、ご本人のご厚意により毎週1本づつ掲載いたします。

ゴルフは心イラスト Vol.546 自分を磨くという覚悟

 以前、近畿大学水泳部監督・山本貴司さんの講義を聞く機会がありました。山本監督は、バタフライの日本代表として五輪に3大会連続出場し、2004年のアテネ大会では200メートルで銀メダルを獲得しています。
 その山本監督の話を聞いていて共感したことがありました。
 監督は幼い頃から水泳教室に通っていたそうですが、小学校6年生の時に「オリンピック選手なる」と周囲に宣言しました。自分の中で淡い夢だったものを、はっきりと言葉にしたことで、水泳への取り組みが変わったそうです。一言で言うと覚悟ができたという事です。高い目標を掲げ、不退転の決意で突き進むことを自らに誓ったのです。
 以来、山本少年の努力と鍛錬の歴史が始まります。おしゃべりだった少年は寡黙に基礎練習に励みました。単調な練習を地道に繰り返した努力はやがて成果として表れます。「やれば報われる」ことを知って、さらに練習が楽しくなったそうです。そうして進化を続ける好循環を生みました。
 その話を聞いていてふとテニスの大坂なおみが頭に浮かびました。大坂選手にも世界一になるという覚悟があります。しかし、ストイックに取り組んでいるようには見えません。むしろその試練を楽しんでいるかのようす。時に少女のようなリアクションを見せますが、彼女の心の軸は太く、そして謙虚です。2018年の全米オープン表彰式でのスピーチに世界が喝采を贈りました。ブーイングするセリーナ・ウイリアムズのファンに同情し、セリーナに最大限の敬意を示した大坂に、人間としてのスケールの大きさを感じました。
 この話はゴルフに通じます。100や90の壁を破れず嘆いている人は、その壁を乗り越えようという覚悟ができていないからです。以前のままの姿勢では、何も変わりません。自分を磨く努力を覚悟してやる人に道は切り拓かれるのです。
鈴木プロ プロゴルファー 鈴木規夫
1951年生まれ。「九州の若鷹」の異名をとり、溌剌たるプレーで活躍した。
通算20勝の内には、九州オープン5連覇、太平洋マスターズ2連覇がある。
1976年には全英オープンに挑戦。
日本人として初めてメジャータイトルの首位に立ち世界の注目を浴びた。
現在は、TV解説、コース監修、ゴルフイベントを通しての地域社会貢献活動、
ならびにプロ、アマチュア、ジュニアゴルファーの育成に力を入れている。

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